取組団体
都路町グラフィックレコーディング勉強会
代表者 石橋 黛子さん
取組名称
美大生と学ぶ!グラフィックレコーディング教室
取組の概要
震災以降不安な日々が続く中でこそ、日常に当たり前にあるものを楽しむための、多角的な視点を身につける場が必要だと考え、グラフィックレコーディングのワークショップを開催しました。グラフィックレコーディングの手法を身につけることを通して、地域の小中学生が共に学び合うことを目的に行いました。自己表現の手法を身につけ、発表の機会を設けることによって、他者との理解を深める機会としました。
取組の様子
今回のワークショップでは、「よりあい処 華」にて、近隣地域の小・中学生とその親を対象に紙とペンを用いて気軽に始められる、グラフィックレコーディングを行いました。
具体的には、水性マーカーペンを使用し、紙にアイデアを書き出す練習をしたり、田村市内のマップをアイコンを交えながら描きました。完成した作品についてひとりひとり発表を行いました。最初は、参加者も少し緊張した雰囲気でしたが、徐々に打ち解けていき、初対面だった人たちも会話を活発に交わすなど、和やかな雰囲気で行うことができました。普段なかなか学ぶ機会の少ない、グラフィックレコーディングという手法を身につけることで、日常を実りあるものへと変え、将来の選択肢の幅を広げることできました。今後も、住民の方々が知識を共有する場やつながりの機会を生み出す取組を継続していきます。
実施者の声
参加者は日頃、絵や図を用いた表現を学ぶ機会がなかなかないということで、大変興味を持っていただきました。また参加したいという方も多く、今後もこの取組を続けて行きたいと考えています。課題は、ワークショップの内容が小学生にとっては少し難しく、設定した時間が充分でなかった点です。今後はプログラムに工夫が必要だと考えています。
次年度以降は、学生や大人向けのプログラムも検討し、さらに多くの参加者が表現を学び、交流を交わせるような機会を作っていきます。
参加者の声
「手紙などを書くときに、少しでも絵があると楽しくて分かりやすいことが理解できました」
「マークを描く時のコツが分かりました」
「大人も楽しめました。自己紹介でイラストを活用する方法は個性が分かってよかったです」
「人には色々な考え方やイラストがあるのだと思いました」