令和4年度取組事例集

取組団体


一般社団法人浪江青年会議所
代表者 杉本 誠さん


取組名称


標葉祭り


取組の概要

 標葉地域(浪江町、双葉町、大熊町、葛尾村)は、自然や食・伝統文化などの魅力を有しています。しかし、震災後は避難指示が継続し、避難指示の解除後にも人口が戻らないといった課題を抱えています。そのため、地域が持つこれらの魅力を失ってしまう恐れがあります。次世代の子供たちに向けて標葉地域の魅了や伝統文化を伝え、地域への愛着や誇りを醸成することを目的として、標葉祭りを開催しました。


取組の様子

 標葉祭りは大熊町にある、大熊交流ゾーンで開催しました。避難指示解除がされて間もない地域での開催ということで不安もありましたが、来場者は当初の目標であった1500人を越え、多く方々に標葉地域の魅了を発信することができました。

 飲食店ブースには、なみえ焼そばや大熊町のいちごの生産者であるネクサスファームが出展し、標葉地域の食の魅了を存分に発信しました。また、ステージイベントには、標葉地域に関わりのあるアーティストや、地域で活躍する各種団体が参加し、会場を盛り上げました。

 さらに、認定こども園と義務教育学校、預かり保育、学童保育を一体にした施設である、大熊町学び舎夢の森の先生や児童には、ブースの出展とステージイベントへ参加してもらいました。会場には子供たちの笑い声が響き、和やかな雰囲気でお祭りを開催することができました。

実施者の声

 当日は多くの方に参加していただくことができ、次世代を担う子供たちにも標葉地域の食や文化はもちろん、地域の方々のつながりを感じてもらえる機会になりました。会場にテントを立ててしまうと、想定より場内が狭くなってしまうことから、次回は広い会場を選定したいです。今後もお祭りを通じて、標葉地域の魅了と伝統文化の発信を行い、交流人口の増加や伝統文化の継承に寄与できるよう活動していきます。

参加者の声

「久しぶりに多くの人と交流することができて、とても楽しかったです。活動を応援しています」

「若い人や子供の姿がたくさんあって、とても嬉しいお祭りでした」

「会場全体の盛り上がり、パワーを感じることができ感動しました。次回も楽しみです」