28年度取組事例集

取組団体


県営住宅飯坂団地自治会
代表者 山田 隆信さん


取組名称


県営飯坂団地入居1 周年記念交流会


取組の概要

 避難先である県営飯坂団地での暮らしを笑顔溢れるものにするため、支援活動を続けてきた福島大学の学生や地域NPO などとともに、浪江町の方々が、高齢化の進む団地内の住民と地域の住民が楽しめるよう、交流の場を作り上げました。

 

取組の様子

 団地内住民や福島大学の学生が一緒に「花は咲く」を合唱。また、笑いは心の健康に繋がると考え住民による落語も披露しました。これからも笑顔で生活ができるようにと催されたこの取組には、飯坂地域で暮らす人たちや飯坂団地を支え続けてきた地域のNPO、地域行政の方々も多数参加され、被災された住民の方々と見守る方々との絆が深められました。
 今では飯坂団地の中を地域の子どもたちが走り回っており、この取組を通じて新たな絆も生まれています。

実施者の声

「飯坂団地には3 町村(浪江町、富岡町、飯館村)から避難している人たちが暮らしています。この団地に暮らす人たちの平均年齢は70 歳を超えます。58 世帯のうち半数が一人暮らし。団地は高齢者の拠り所となっています。
 見知らぬ場所で新たなコミュニティを築くことは大きな課題です。そして新しい場所での暮らしを活き活きと描いていくためには、団地内だけなく地域の人たちとのつながりも重要になります。
 この取組によって、団地内の方々と飯坂地域の方々のつながりが深まってほしいと思っています。これまで支えてきてくれた福島大学の学生さん達や地元NPO、地域行政、関係者の方々に感謝の気持ちを伝え、これからも団地へのご支援をお願いしたいと思っています」