29年度取組事例集

取組団体


ふたば未来学園高等学校を支援する会
代表者 鈴木 正範さん


取組名称


Origin for Future ~つながれ未来へ!元気と笑顔プロジェクト~


取組の概要

 ふたば未来学園高等学校の生徒たちがグループを作って、それぞれの町や村の特徴を踏まえたテーマを選び、地元の人たちと協力しながら、また、地元の人たちと交流しながら、「双葉郡8町村に元気と笑顔を与える」ための複数の取組を行いました。

 

取組の様子

 生徒たちは地元を元気にしようと試行錯誤しながらいろいろなアイデアを出し合いました。資料を調べたり地元の人たちからお話を伺ったり。こうして出てきたアイデアは地元の特産品や誇り、そして地元の思い出がつまったものです。営業再開できていない富岡町老舗菓子店の銘菓の復活、楢葉町特産のゆずや鮭を使ったおいしい給食メニューの考案、大熊町特産のキウイを使ったロールケーキの製作、広野町民の日常である大輪のやまゆりの試行錯誤しつつの栽培、葛尾村の凍みもちや川内村のイワナを使った新商品の開発。

 どの取組でも、生徒たちは、地元の人たちと一緒になって、時に指導を受けながら、アイデアを形にしていました。そうして作り上げたものを、地元の人たちや子供たちに披露し、懐かしさや楽しさを共有していました。特産品を広くPRするなど、将来的な産業復興にもつながるような取組も行われました。

 こうした取組を通して、生徒たちは成長し、また自身も元気と笑顔をもらっているようでした。

実施者の声

「これまでの経験を通じて、こうした取組は継続して行うことがとても大切だと感じました。私は卒業後、進学のために故郷を離れます。遠方にいても、避難している方のために自分にできることを続けていきたいと思います。」

参加者の声

「久しぶりに孫のような若い人たちとふれ合い、元気をもらいました。また、作っていただいたケーキの味も格別でした。ありがとうございました。」
「20年後の双葉郡を支えるのは生徒の皆さんです。皆さんが双葉郡で活躍している姿を見守っていきたいと思います。」