29年度取組事例集

取組団体


コーラスふたば
代表者 石井 満征さん


取組名称


「コーラスふたば」の活動を再開し震災により離ればなれになった故郷の人たちの心をつなぐため地域行事へ積極的に参加し勇気・希望を届ける取組。


取組の概要

 震災まで42年間活動を継続していた「コーラスふたば」。震災後2年を経て活動を再開しました。遠方に避難しているメンバーも含めた17名が、発表会に向けて一生懸命練習に励みました。メンバー同士の絆が以前よりも深まり、生きがいを感じられるような取組です。

 

取組の様子

 練習は毎月1回行われます。レッスンの日はお互いの近況報告の日でもあります。離れているメンバーとも今まで以上につながりが強まっています。

 ご指導いただく先生は上昇志向。褒めてレッスンをしてくれるので、毎回楽しくレッスンしています。ご高齢のメンバーの負担にならないよう声かけして助け合い、元気に参加できるよう励まし合いながらレッスンが進みます。回を重ねるごとにお互いの信頼関係がより深まり、希望が湧いてきます。

 今回の取組では5つの発表会で練習の成果が披露されました。避難先から見に来てくれる方もいます。コーラスふたばの発表を久しぶりに見られたと懐かしんでいる方にも会えました。発表会は地域の方々とのつながりを感じられる場でもあります。ためらうこともありますが、最後はやってよかった、楽しかったと感じる場面です。

実施者の声

「毎月1回の練習はとても楽しく、毎回楽しみです。練習中は自然と会話も弾み、昔話に花が咲き絆が深まります。趣味を活かした明るい生活を築くことにより、明日への希望となりさらに交流の場が広がっています。避難されている方々が、「ふるさと」に希望を持ち続けることができるようにお手伝いしたいです。」